2016/07/16
津軽藩の忍者をテーマに郷土の歴史を探り、優れた知恵を学ぼうと、青森大は「忍者部」を創部した、とWeb東奥(7/16)が報じた。同情報によれば7月15日、本格的に活動をスタートさせ、青森港に寄港した大型クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船客に、青森市の県立郷土館で開幕した特別展「刀剣魂」のチラシを配り、観光PRに一役買った。
創部のきっかけとなったのは、津軽藩に使われ「早道之者(はやみちのもの)」と呼ばれた忍者集団の存在。野山を駆け巡る忍者は薬草の知識も豊富だったとされる。薬学との関係など忍者が果たした役割を調べてみようと、薬学部の清川繁人教授(56)が学生に呼び掛け、4月に同学部の1、2年生16人で発足した。青森港での観光PRには、顧問の清川教授、部員2人が黒装束に黒頭巾の扮装で登場。大型クルーズ船から市内観光に向かう外国人乗客らに、刀剣魂のチラシと英語表記の案内図を手渡した。忍者部は今後、古武術を体験したり、古文書から早道之者の子孫を探したりするという。